脳梗塞

脳梗塞

脳梗塞は、脳に起こる病気の中でも大変なものであると言えます。
脳が司っている知性や理性だけでなく手足を動かす機能や言語中枢などに影響が及び、患者の家族にも大変な負担をかけることになる為です。
脳梗塞とはどのようにして起こる病気なのでしょうか。


脳梗塞とは

脳梗塞は、脳を構成している脳細胞に繋がる動脈が閉塞して血流量が減少することによって起こる脳の病気です。
血流量が減少した脳細胞は壊れてしまい、認知症や意識障害などといった障害を症状として引き起こします。
脳梗塞には前兆として、一時的な視力喪失や物が二重に見える知覚障害、言葉が出にくくなる言語障害、めまいなどのバランス障害が見られます。
急性の脳梗塞は「脳卒中」と呼ばれます。
脳卒中は命に関わる危険性が高い病気の一つでもあるため、予断を許さないものといっても過言ではないでしょう。
脳梗塞の最も恐ろしい所は、「脳の機能に影響する」と言うことです。
脳はそれぞれの機能を司る部位が寄木細工のように組み合わさっています。
脳梗塞の原因である動脈の閉塞によって血流不足が起こると動脈の通っている部位だけでなく隣接する部位も影響が及びます。
そのため、複数の機能障害が発生するのです。
また、破壊された脳細胞からはフリーラジカルと呼ばれるイオンが放出され、脳細胞の破壊を飛び火させてしまう恐れがあります。
フリーラジカルの放出は認知症を引き起こす引き金にもなる為、早期の発見と治療が重要になります。


脳梗塞の原因

脳梗塞を起こす原因としては、動脈硬化によって発生する血栓が大きな比重を占めています。
脳に酸素や栄養を送る動脈は「細動脈」と呼ばれるように細く、小さな血栓でも閉塞を起こしてしまうのです。
血栓のほかには血液の凝固が起こりやすくなる抗リン脂質抗体症候群や身体のあちこちで炎症が起こる全身性エリテマトーデスが原因となる場合があります。


脳梗塞の治療

脳梗塞の治療には、脳血管の血栓を取り除く「血栓溶解療法」と安静を保つことが有効です。
血栓溶解療法が適応にならないほど血栓が凝固している場合は、凝固作用のある血小板の働きを抑える抗血小板剤の投与や頭蓋骨を外して脳圧を低減させる「開頭減圧術」を行って対処します。
治療が成功して脳への血流を再確保できたとしても、脳の機能が完全に元通りになるというわけではありません。
脳細胞は20歳を過ぎると減少する傾向にあり、壊れても他の細胞のように再生しない性質があるからです。
脳梗塞から完全に回復する為には、残った脳細胞を鍛えて失われた機能をカバーさせるしかありません。
そのため、リハビリテーションは脳梗塞の治療において重要な意味をもっているのです。




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